はじめまして。CX²-IT事業統括本部 事業統括部 IT企画ユニットの長谷川です。
ITエンジニア職の新卒一期生としてIT未経験で入社し、今年で11年目になります。
これまでは、光回線の障害対応や開通調整、Wi-Fiサービスの立ち上げ支援など、インフラまわりの業務を中心に経験してきました。
今回はこれまでの経験をもとに、
エンジニアとしてのキャリアについて少し書いてみたいと思います。
エンジニアのキャリアというと、設計や構築、運用といった分野でスキルを磨き、スペシャリストとしてステップアップしていくイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
私自身も、入社当初はそのようなキャリアを思い描いていました。
ただ、実際にいろいろな業務に携わっていく中で、「エンジニアのキャリアって、それだけじゃないな」と感じるようになりました。
★この頃はまだスペシャリストが唯一のキャリアだと思ってました★
ITエンジニアとして経験
①1つめの現場で得た経験 ➣ 『通信の重要性』『お客様対応の基礎』
新入社員研修を受け、光回線の故障受付対応を行う現場に配属されました。
これはいわゆる運用保守といわれる業務で、担当している光回線に障害が発生した時点で原因の特定から復旧までを行う業務でした。
復旧までの対応には関係各所との調整や回線を利用しているお客様への対応ももちろん含まれいます。
新卒でまだまだ電話での応対になれていないこともあり、正直かなり苦戦しましたが
お客様の業務に直結する回線に直に触れる中で、ITエンジニアとしての基礎にもなる
『通信の重要性』や『お客様対応の基礎』を学ぶことができました。
②2つめの現場で経験したこと ➣ 『伝え方の重要性』
2つ目の現場では、光回線の開通調整業務を担当しました。
お客様が必要とする期日までに、確実に回線を提供する仕事です。
社内外問わず多くの方と連絡をとって交渉や調整をしていきますが同じ内容でも、相手によって前提知識や気にしているポイントが全然違います。
そのため、「どこまで説明するか」「何を優先して伝えるか」を考えながら、自然と伝え方を変えるようになっていき、
結果として話がスムーズに進むケースが増え『伝え方の重要性』を実感するようになりました。
③3つめの現場で得た経験 ➣ 『蓄積してきた経験の活用』
1つ目2つ目の業務は、親会社である通信キャリアの業務に関わってきましたがここで初めてグループ会社以外の案件にも携わる機会がありました。
ここでは、それまで経験してきた回線の運用・保守とは少し違い、通信キャリアの回線終了に伴うデータ通信方式の移行プロジェクトに関わりました。
具体的には、データの授受の方式を新しいものに切り替える業務です。
スケジュールの調整や課題整理を行い、プロジェクトを進めていきました。
一見すると新しい領域へのチャレンジにも見えますが
振り返ってみると、これまでの現場経験があったからこそ、全体の流れを見ながら進められた部分も多かったと感じています。
複数の案件に関わり、着実にエンジニアとしての経験を積んできている状態で
多くの方はその先の案件として、より技術的な案件に関わり、
高度で専門的な技術力を身に着けてネットワークやサーバーを作っていくスペシャリストに進んでいくんだろうと感じているいるかもしれません。
けれど私の場合は、ある業務に参画したことがきっかけで、この後のキャリアにもつながる変化がありました。
当時は外部案件の状況もあり、社内で役割の見直しが進められていた中で、新たにWi-Fi関連の業務を社内で担う動きがありました。
その中で、これまでの経験を活かせるのではないかということで、声をかけていただいたことが、変化のきっかけでした。
きっかけとなった業務 ➣ 『仕組みを整えたりする役割もある』
3つの業務を経て、4つめとなる案件(声をかけていただいた案件)では
Wi-Fiサービスの構築支援業務に参画しました。
この案件では、パートナー企業の対応範囲や無線のアクセスポイント情報を整理し、
機器選定から保守までの流れを作る支援を行っていました。
この時、初めて仕組みそのものを整理し作るのもエンジニアの知識が必要だと知りエンジニアの仕事はIT技術や既存の仕組みを運用するだけでなく、
『新しい形に切り替えたり、仕組みを整えたりする役割もある』んだと実感しました。
★スペシャリストだけが唯一のキャリアではないと気づきました★
エンジニアから経験を活かして企画担当へ
■バックオフィスで活かせること
現在は、自社の企画業務にも関わるようになりました。
企画では、主に業務改善や標準化の推進、業務プロセスの整理などを担当しています。
まだ模索段階ではありますが、
現場を経験してきたからこそ見えてくる視点があるなと感じています。
例えば、
・実際の運用に無理がないか
・現場の担当者が進めやすい設計になっているか
こうした点を意識しながら、業務に取り組んでいます。
■人財育成にもつながるキャリア
また、エンジニアのキャリアの一つとして
人財育成に関わる役割もあるのではないかと感じています。
自分自身が現場でつまずいた経験や、
最初に理解しづらかったポイントを知っているからこそ、
・どのようなスキルが求められるのか
・どんな視点を持つと仕事が進めやすいか
といったことを考えられる点は、現場経験がある人の強みだと思います。
おわりに
もちろん、技術力を深めていくことはエンジニアにとってとても大事です。
ただ、それだけでなく、企画や仕組みづくり、人財育成といった領域にも広がっていくのが、
エンジニアとしてのキャリアの面白さだと思います。
現場を知っているからこそできる仕事も多く、キャリアの可能性は思っている以上に広いと感じています。
同じようにキャリアについて考えている方の、少しでも参考になればうれしいです。
