アルティウスリンクの農産物栽培拠点「幸満つる 野蒜農園(さちみつる のびるのうえん)」に、アサヒ飲料株式会社様の新入社員の皆様が研修にいらっしゃいました!!
アサヒ飲料様は、「100 YEARS GIFT=100年先の未来へ、ワクワクと笑顔のギフトを。」というCSV (Creating Shared Value/共有価値の創造)コンセプトを掲げ、「健康」「環境」「地域共創」の3つのマテリアリティを軸に社会にワクワクと笑顔を届けるさまざまな取り組みを行っています。宮城県東松島市で実施する研修は、地域や生活する人の想いに向き合い、自分達に何が出来るかを考え、働くうえでの原体験を作り、“働くうえでの大切なスタンスを体験する”ことを目的に実施。4年連続で野蒜農園にいらしていただきました。
<敷地内にあるアサヒ飲料の「CO2を食べる自販機」と笑顔あふれる記念撮影!>
アサヒ飲料様「CO2を食べる自販機」に関するニュースリリース
研修は例年通り、東松島市内で活動する団体や牧場・水産工場などを見学・体験するプログラムで10日間実施。東日本大震災の被災跡地で復興を目指す地方創生・SDGsの取り組みを学ばれるなか、「幸満つる 野蒜農園」には2グループに分かれて1日ずつの2日間、農作業を体験いただきました。
■障がい者雇用やスマート農業など野蒜農園の歴史や取り組みを紹介
前半パートは、東松島市内にある研修施設で座学研修を行い、野蒜農園の概要からはじまり事業設立に至るまでのエピソードや働くうえでのマインドやプレゼンス向上活動などを紹介。
被災跡地を農地の利活用に向け、津波被害で埋まった瓦礫や石を手作業で取り除き、海水が染みた土を入れ替えて2.8ヘクタールの農産物栽培拠点に再生したエピソードや、地元の障がい者やアクティブシニアを社員に迎え、それぞれの得意分野で活躍を目指す地方創生と障がい者雇用推進の取り組みのほか、IoTやAIと通信回線を活用したスマート農業を導入し、ミニトマトの美味しさ追及と収穫量アップを実現していることなどをお伝えしました。
<溝江所長による事業所説明と質疑応答の時間を設けました>
質疑応答では時間いっぱいまで質問をいただき、興味関心の高さがうかがえました。その内容も東松島市の研修で学んだことを踏まえたCSV経営を意識した質問が中心に。その一部を紹介いたします。
<質問いただいた内容(一部抜粋)>
- 野蒜農園の事業開設時に感じた苦労があれば教えてほしい
- 障がい者スタッフに業務内容を教える際に工夫をしていることはあるか
- スマート農業を活用した今後の展望を教えてほしい
- 地域活性化と事業活動の具体的なつながりを知りたい
野蒜農園での取り組みを知っていただいた後は、スタッフが待つ畑に向かいました!
<担当いただく黒いマルチシートが掛けられた畝はなかなかの距離があります!>
■農作業体験ではスタッフと新入社員がチームとなり一致団結!
後半パートの農作業体験では、野蒜農園のスタッフと新入社員がチームとなって種まきと水やりの作業を行っていただきました。
作業の開始前には、野菜や花の種と苗を扱う業界で活躍されていた指導者から野菜の歴史や作り方などの豆知識をお話いただき、農作業への意欲を高めます!その後、野蒜農園のスタッフと新入社員が複数人でチームをつくり、実際の作業へと進めました。
<1日目のグループは人参と小かぶを担当>
チームで作業を始める前にお互いの名前や好きな食べ物などを自己紹介。会話をしながら少しずつお互いの距離が縮まるのを感じつつ作業を進めます。趣味などを話すうちに至る所で楽しそうな笑顔と弾んだ声が響きます。種の置き場所を指で作るスタッフと種を置いて土をかぶせる新入社員。日頃から作業を行っているスタッフは慣れた手つきでどんどん進めます。それを見た新入社員から「作業が早いですね!」と声をかけていただき、スタッフたちも嬉しそうに作業を進めます。
<2日目のグループはキャベツ・ブロッコリー・ラディッシュ・小松菜を担当>
日頃から口にする機会の多い野菜たちに親しみを感じつつも、今日はまだ種の状態。食べられるようになるにはまだまだ先です。収穫を想像しながら種をまき、すべての種に行き渡るように水を撒いていきます。今日の仕事が未来の自分を形成するように、働くうえで大切なスタンスを農作業から学びます。
ワイワイと皆で楽しく作業をしているとあっという間に時間が過ぎ、予定していた農作業がすべて終わりました!
<作業後は各々のグループで記念撮影をしました!>
種まきいただいた野菜たちは6月頃に近隣のスーパーや仙台一番町のブルーリーフカフェで、毎月第3・第4木曜日に行うマルシェなどの店頭に並ぶ予定です!
アサヒ飲料の皆様、今年も「幸満つる 野蒜農園」にお越しいただき、ありがとうございました。
■「幸満つる 野蒜農園」の農作業体験、企業見学について
今回でご紹介した「幸満つる 野蒜農園」は、東日本大震災で大津波被害を受けた宮城県東松島市にある野蒜(のびる)にあります。『笑顔と、一つひとつの「つながり」を大切に、積極的にチャレンジ』をスローガンに、地元の障がいのある方やアクティブシニアを社員に迎えた雇用創出と、無農薬にこだわった農産物栽培や、地域活性化、緑化再生などさまざまな取り組みを通じて、復興支援の想いをカタチにする地方創生に貢献しています。
「ノウフク連携の現場を見てみたい」「身体・知的・精神のさまざまな特性のある社員が一同に活躍できている職場は珍しい、工夫を知りたい」「企業での一般就労、正社員雇用について詳しく知りたい」というリクエストをいただき、これまでに50社以上の企業様が見学にお越しいただいています。
見学を検討されている場合には、ぜひご相談ください。(ご相談窓口:hms-saiyo@altius-link.com)
- ・その他本リリース本文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。
アルティウスリンクは、豊かなコミュニケーション社会の実現を目指すSDGs活動として、障がい者雇用と地方創生を通じた東松島市の自然再生・まちづくりに取り組んでおります。