アルティウスリンク、「第10回 GOOD ACTIONアワード『Cheer up賞』」受賞
障がい者雇用現場に取り入れたステップアップ・キャリア支援の取り組み

アルティウスリンク株式会社（所在地：東京都新宿区、代表取締役社長：網野 孝、以下 アルティウスリンク）は、株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：北村 吉弘）が運営する『リクナビNEXT』が主催する「第10回 GOOD ACTIONアワード」※1において、職場への広がりを期待する、 働く人にとってエールとなるような取り組みに贈呈している『Cheer up賞』を2024年3月5日に受賞いたしました。

本受賞は、アルティウスリンクの障がい者雇用専門部署において、障がいのある先輩社員が、障がいのある新人社員の業務習得と会社生活をサポート、育成する「チューター制度」を導入し、新たなステップアップ・キャリアパスの道を拓く「キャリア支援」の取り組みが評価されたものです。

障がい者雇用の現場では、「伝える」「理解する」「臨機応変」が難しい障がいの特性や、高い頻度で現れがちな極端なマイナス思考や、時に攻撃的にもなってしまう「認知の歪み」※2による変調に合わせた配慮や対応が大切なため、一般的なキャリアパス制度や人材育成の適用が難しい課題があります。

アルティウスリンクの障がい者雇用専門部署である事務サポート部門※3が「可能性にバイアスをかけない」という想いで挑戦した「チューター制度」は、入社後の不慣れな環境下で変調が現れやすい新人社員を、自らも障がいのある社員がサポート・育成する新たな挑戦になるため、さまざまな特性の理解や、意思疎通の姿勢、指導方法を学習し、さらにチューター自身にかかる心的負担を取り除く工夫や体制整備などの課題がありました。

これらの課題に、チューター自らにも起こりうる「認知のゆがみ」に踏み込み、さまざまな角度からの人材育成、体制を整えた運用により、「チューター制度」を実現。チューターの責任感と自主性の成長、新人社員の早期環境適応と業務習得、新人社員の定着率100%につなげています。
また、同部署では、2023年7月から個々が得意とする業務をスポット的に指導する新たな役割『ジョブチューター』を設け、組織全体で“教える・教わる”スキルの向上に取り組み、キャリア支援を推進しています。

アルティウスリンクの取り組みは、管理者が担っていた育成業務を障がいのあるスタッフに任せ、人に教える喜びや成長を実感して欲しいという想いから課題を整理し、障がいのある先輩社員が新人育成を行う「チューター制度」を創設したことは“新たな挑戦”です。指針になるガイドブックを作成し、人材育成研修を行い、また、教える側の心理的安全性を担保した工夫で実現。チューターを目指す社員の増加など組織全体の働きがいの向上につなげ、職場へのさらなる広がりを期待する取り組みであることなど、管理者・担当者の「想い」と取り組みを総合的に評価し、『Cheer up賞』に選出しました。

受賞を受け、驚きとともに大きな喜びを感じています。部門を立ち上げてから約7年半の中で、メンバーのスキルアップや成長を目指してさまざまな取り組みを行ってまいりました。特にチューター制度の導入は新人社員とチューターの相互成長はもとより、他のメンバーのモチベーションにもつながり、想像を超えた素晴らしい成果に結びつきました。
メンバーの可能性と築き上げてきた信頼関係を信じて挑戦の勇気を持てたことで、上辺だけの仕組みに留めない「認知の歪み」に踏み込むことができ、メンバーみんなが全力で取り組んだ結果が『Cheer up賞』につながりました。今後も、誰もが成長し、やりがいを感じられる職場であり続けるため、あらゆる可能性を全員で見つけてまいります。

アルティウスリンクは、今後もDE&I（ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン）を推進するとともに、社員が活躍できる多様な働き方を、社員の声、時代の変化にあわせて醸成してまいります。

■参考情報

• チューター制度に取り組んだ管理者、チューター座談会
  https://www.altius-link.com/news/detail20230529.html
• 新たな役割「ジョブチューター」について
  https://www.altius-link.com/blog/detail20240229.html