働き方が多様化し、業務が高度化する中で、心身の健康を保ちながら働き続けるためには、日々のセルフケアが欠かせません。アルティウスリンクでは、従業員一人ひとりが自身の心身の状態に目を向けて無理なく働き続けられることを目指し、外部講師を招いて全社員を対象としたメンタルヘルスセミナーをオンラインで開催しました。250名以上の従業員が参加した本セミナーでは、多くの質問が寄せられ、関心の高さが伺えました。
< 講師:株式会社ジャパンEAPシステムズ 中島諒子様 >
■ストレスを理解し、より良い仕事をし、より良い人生を送る
セミナー開始にあたり、人事・法務統括本部 副統括本部長の永島から、「業務が高度化・複雑化する中、日々の業務でストレスを感じることもあるかと思います。会社として、従業員一人ひとりが働きやすい制度や環境整備を行うだけでなく、ストレスに対するセルフケアの方法を知っていただき、より良い社会人生活を送っていただきたいと願っています。」と開催の目的が伝えられました。
ストレスは誰にでもあり、私たちの心や身体、行動に様々なストレス反応が生じることは自然なこと。ストレスそのものを否定するのではなく、「どのような仕組みで生じ、どのように付き合えばよいのか」を知ることが重要です。
本セミナーは、「ストレスを正しく理解し、自分自身でケアできる力を身につけること」を目的として企画されました。
セルフケアができている人ほど仕事と私生活のバランスを保つことができるとも言われており、日々の小さな意識や行動の積み重ねが、結果として仕事の安定や働きやすさにつながります。
講師から、自分の状態を客観的に捉えるためのポイントや、自分でできるストレスへの対処法が紹介されました。
<左:人事部 中村より開催説明/右:人事・法務統括本部 副統括本部長 永島より開催目的を共有>
■こころのサインをキャッチ! 自分にとってのストレス要因とストレス反応を知る
セミナー前半では、ストレスがどのように生じ、心や体にどのような影響を与えるのかについて解説が行われました。
ストレスとは「こころや体にかかる外部からの刺激と、その反応」を指します。仕事の期日が迫っている状況や、慣れない業務への対応、職場での人間関係など、日常の中にも多くのストレス要因が存在します。
特に気を付けたいのが、異動や役割の変化といった環境の変化や、突発的な出来事が発生したとき。「些細なことでイライラする」「耳鳴りがする」「遅刻が増えた」などの反応が出たら注意が必要です。「いつもの自分と違う」ときは、ストレスサインの可能性があります。
ストレスによる心理変化や体調変化は、他人ではなかなか気づけないもの。自身のストレスサインを理解して、自分の状態を適宜モニタリングすることが重要だといいます。セミナーでは、自分はどのような反応が出やすいのか考えるワークタイムが設けられ、自身のストレスサインを知るきっかけになりました。
また、適度なストレスは、集中力を高めたり行動を促したりするなどプラスに働く側面もありますが、一方で強いストレスや長期的なストレスが続く状況は、不眠や判断力の低下、気分の落ち込みなど、心身の状態に影響する場合があります。自身のストレスへの許容範囲に応じて対処する必要性があるという説明がありました。
■早め・柔軟な対処でストレス軽減! 今日からできるセルフケア
負荷を認識したタイミングで、仕事への取り組み方や生活状況を振り返り、早期に対処することでストレスによる影響を小さく抑えられます。セミナー後半では、日常の中で実践しやすいストレス対処法(セルフケア)が紹介されました。
対処法には、
・ストレス要因となる人や環境そのものを変化させて解決を図る「問題焦点型」と
・ストレス要因に対する考え方や捉え方を変えてストレスを軽減させる「情動焦点型」
があります。
自分では変えられないストレス要因に対して、問題焦点型の方法で対処しようとすると、却ってストレスが増してしまうことも。そんなときは、情動焦点型の対処方法を取り入れ、「勤務時間外にはメールを見ない」「いったん休憩して落ち着く」、というようにストレス要因から一時的に距離を取ることも大切です。
運動や入浴、家族や友人との会話など、そのときの自分のコンディションにあった方法でリフレッシュやリラックスすることも有効な対処法として説明がありました。
また、自分だけでどうにかしようとせず、人に頼ることも一つの方法。
「愚痴を聞いてほしい」「具体的なアドバイスがほしい」「作業を手伝ってほしい」「自分を評価してほめてほしい」など、自分が求める種類のサポートをしてくれそうな人を事前に把握しておき、何かあればその人にサポートを求めることも必要だといいます。
ストレスへの対処方のレパートリーを増やし、状況に柔軟に対処していくことがストレス耐性向上につながります。
睡眠、運動、食事など、生活習慣を整える工夫についても具体的なアドバイスがあり、講師から、これらを取り入れて上手にストレスと付き合い、健康な職業生活を送ってほしいという応援の言葉をいただきました。
< オンライン参加者から、たくさんの拍手やハートのリアクションがありました >
■心身ともに健康に働くために、自分や周囲の状態に目を向けたい
セミナー最後に質疑応答の時間が設けられ、参加者から事前に寄せられた数々の質問に時間の許す限りお答えいただきました。
《質問と回答を一部ご紹介》
Q. 仕事が気になって眠れないときはどうしたら良いか?
A. 寝なくてはいけないと思うとストレスになってしまうので、平日は睡眠不足だったとしても割り切って、休日など寝られるときにしっかりと寝る。寝なくてはと思い詰めない方が良い。
Q. テレワークで仕事をしていると、なかなか気持ちが切り替えられない。
A. 出社時と同じ時間に起きて同じ時間に休憩を取るなど、行動を変えないようにするのがベター。出社時と同じタイミングで散歩をするのも、日光を浴びたり、運動によるリラックス効果を得られたりするのでお勧め。
Q. 仕事・プライベートともに人込みが苦手。
A. 人込みはパーソナルスペースを十分に取れないため誰しもストレスを感じるもの。イヤホンで好きな音楽を聴く、ノイズキャンセリング機能を活用するなどして、周りの音を遮断するだけでもストラスが軽減される。
今回のセミナーは、ストレスへの理解を深めるとともに、「自分の心の状態に気づくこと」「必要に応じて周囲とつながること」の大切さを改めて考える機会となりました。
参加者からは、今後学びたいテーマについて、
- 睡眠について、その大切さを自分だけでなく他の社員にも広く知ってほしい
- 仕事にストレスを感じている人への対応方法を学びたい
- ラインケアが重要だと思い対応しているが、難しさも感じているので、具体的な成功例・失敗例を学べると嬉しい
といった声が上がりました。
今後は、管理者向けのメンタルヘルスのラインケアについてもセミナー開催を予定しており、こちらにも早くも期待の声が集まっています。
アルティウスリンクでは、従業員一人ひとりが安心して働ける環境をつくることは、企業として重要な取り組みであると考えています。
今後も、従業員の心身の健康を支える取り組みを継続し、いきいきと力を発揮できる職場環境の整備に努めてまいります。

