密な連携とスピーディーな開発で改善を繰り返す

新規施策に伴うシステム改修
プロジェクト

I.K
要件定義
I.K
W.K
システム開発
W.K
W.S
システム運用
W.S

システムは開発して終わりではなく、機能追加や改善、法改正などによって頻繁に改修が発生する。
今回はクライアントの新しい施策導入に伴い、大規模なシステム改修をする必要が出てきた。

episode.01

法改正に伴う新規サービスの開始

I.Kさんは、クライアントが新しい施策などを導入する際に要望をヒアリングし、実装すべき機能や満たすべき性能などを明確にしていくフェーズを担当。

例えば、電気通信事業法の改正があった際、従来の制度でのスマートフォン販売の施策は継続が不可となるため、新たな施策を導入する必要があった。その場合、クライアントの要求をヒアリングし、システムへの影響を確認、業務の要件定義をし、実際に運用が開始するまでの調整を行うことが任務。

事前対応が難しい法改正 細やかな調整が鍵

今回のプロジェクトにおいて難しかった点は、法令にかかる対応となるため、事前にサービス仕様を決めることができなかったこと。事業判断による業務要求が出てから短期間でのサービスインが必要となるため、開発スケジュールと照らし合わせ、できること・できないことの整理、システム化の範囲と運用対処の調整までを行った。

I.K I.K

各部署との調整や短期間での要件化は苦労しますが、多くの方と関わり協力しながらシステムを作り上げる喜びや、無事にサービスが開始され多くのお客さまにご利用いただくことにやりがいを感じます。

要件定義 I.K
I.K
episode.02

クライアントの要望をシステムに落としこむ

W.Kさんが所属するグループはシステム開発に携わっている。要望や法令対応など、企画部門が要請してきた内容をシステムに具現化し、一部運用、問合せ対応までを行っている。

開発を正しく推進していくためには、知識の継続的な蓄積が重要

会社は常に新しい施策を打ち出すため、それに対応し続けるための開発要求が途絶えることはない。開発が増えるということは機能が追加されることと同義であるため、難易度も上がる。それらを正しく推進するだけの知識の継続的な蓄積が、開発業務の課題となる。

密な連携と確実な仕様理解で、システム障害を回避する

本プロジェクトにおいて難しい点は、大規模なシステムの改修範囲を特定することだった。また、万が一考慮漏れや要求との認識ずれがあればシステム障害となり、影響が甚大となる。そのため常にそれらを意識しながら要望を運用へ落とし込んでいく必要がある。そういったリスクを回避するため、有識者や要求元、ユーザ側と密に連携を行い、認識齟齬の可能性を少しでも減らすことを心がけるとともに、内部では現在の仕様を確実に理解し、改修内容に誤りが無いよう推進している。

W.K W.K

難易度が高い開発を正常にリリースまで推進できたときは素直に嬉しいですね。成果が目に見えやすい環境であるため、実際に自分が携わった開発部分が世に出ているところを見るとやりがいを感じます。今後もユーザーファーストの目線を第一に、スピード感も忘れず開発していきたいです。

システム開発 W.K
W.K
episode.03

他部門と連携しての運用ルール整備

W.Sさんは、運用構築 / 受入れ業務を担当しており、新規システム構築時の運用設計から受入れや、担当システムの運用変更時の調整業務などを行っている。

W.S W.S

認識の統一と共通ルールを整備し、効率的でスムーズな運用を目指す

監視対象システムのエンドユーザーが他部門の場合もあり、システム障害発生時には該当部門の担当者との情報連携が必要になることも多い。また、運用部署は所属部署以外にも複数存在しているため、障害時の運用フローなどのドキュメント整備を他の運用部門と協働して行うこともある。

その中で苦労していることは、ドキュメント管理方法がシステムごとに異なること。システムの特性がそれぞれ異なることはもちろん、担当者によってフォルダの閲覧権限が違うなどの問題もあり、全てのシステムで共通ルールを定めることは困難だ。しかし、まずは自分の担当システムごとに開発部門と調整を重ね、共通の運用ルールを整備し、グループ内で適用させることで効率的でスムーズな運用を目指している。

開発部門からの難しい要望や複雑な障害に対して、限りある時間の中で適切な対応方法を頭の中で描けた瞬間と、それがうまくハマったときにエンジニアとしてのやりがいを感じます。悩んだ時にエンジニア同士で相談しあって解決した時にも、また違ったやりがいと達成感がありますね。

システム開発 W.S
W.S

役割や方法は違えども、同じ方向を目指す

サービスのシステム化は開発だけではなく、クライアントの要求をヒアリングし、状況と照らし合わせながら調整をする要件定義や、開発した後の障害対応など、人が関わる運用の効率的な設計も不可欠だ。

プロジェクトには大小さまざまなものがあり、使用ユーザーが数百人規模のものから、時には数千万人のシステム開発もある。本来そういった大規模なサービスのシステム化には十分な確認期間が必要となる。その一方で、IT業界は変化が速く、事業を支えるための開発スピードと、ユーザーにとっても使いやすいシステムの構築が必要だ。

今回の3名は役割や業務は違うが、それぞれクライアントからの要望に応えながら、社内全体での最適なシステムの構築と、ユーザーファーストで、かつ安定した運用ができるよう、連携や業務の可視化、効率化を進めている。

それぞれの立場で真剣に考え、真剣に向き合い、次の役割の人につなげていく。役割や方法は違えど、同じ方向を向き、目標に向かって進んでいる。