アルティウスリンク株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:那谷 雅敏、以下 当社)は、「アウトソーシング活用実態レポート ~経理・財務部門編~」(以下、本調査)を発行しました。
本調査では、国内の従業員数200名以上の企業に勤務する経理・財務担当者1,648名を対象に、経理・財務部門の業務実態や運営課題、アウトソーシング活用状況について調査しました。その結果、経理・財務部門が抱える課題や人材定着の実態、アウトソーシング活用の現状が明らかになりました。
調査結果全文はこちら 「アウトソーシング活用実態レポート~経理・財務部門編~」
【調査結果のポイント】
- 経理・財務部門の最大課題は「業務の属人化」(38.4%)、人員不足(26.3%)も顕在化
- 経理・財務担当者の43.0%が転職意向、業務負荷や処遇面への不満が人材流出リスクに
- 経理・財務部門の約3社に1社(32.2%)がアウトソーシングを活用、導入企業の91.9%が効果を実感
■経理・財務部門には、「効率化」と「品質向上」の両立が求められている
経理・財務部門は、企業経営を支える重要な役割を担っており、決算対応や予実管理、管理会計など専門性の高い業務への対応が求められています。本調査の結果、経営から経理・財務部門に求められていることとして、「コスト最適化・効率化」(42.2%)が最も高く、次いで「業務の標準化・可視化・KPI運用」(32.6%)、「品質・正確性の向上」(32.3%)が続きました。
経理・財務部門には、日々の業務を正確に遂行するだけでなく、業務改革や生産性向上を通じて企業経営を支える役割が期待されていることがうかがえます。
■最大課題は「業務の属人化」、人員不足や業務過多も顕在化
経理・財務担当者が感じている業務上の課題として、最も多かったのは「業務の属人化」(38.4%)でした。次いで「人員不足」(26.3%)、「業務範囲が広すぎる」(21.5%)、「業務過多で負荷が高い」(20.8%)が続いています。
経理・財務部門では決算対応や予算管理などの専門性が高い業務に加え、請求書処理や伝票処理といった定型業務も幅広く担っています。特定の担当者への依存による属人化は、退職や休職時の業務停滞リスクにつながるだけでなく、業務品質や生産性にも影響を及ぼします。安定した業務運営を実現するためには、業務の可視化や標準化を進め、担当者に依存しない体制づくりが求められていると言えます。
■経理・財務担当者の43.0%が転職意向、人材定着が重要課題に
今後1年以内の転職について、「具体的に活動している」(5.3%)、「準備・情報収集中」(13.2%)、「機会があれば検討したい」(24.5%)と回答した人は合計43.0%となりました。転職を検討する理由としては、「年収・報酬への不満」(28.5%)が最も高く、「業務負荷が高い」(21.6%)が続きました。経理・財務部門では、決算対応や予実管理など期限厳守が求められる業務に加え、多様な業務への対応が求められています。業務負荷の高まりや人員不足が、人材の定着にも影響を及ぼしている実態がうかがえる結果となりました。
■約3社に1社がアウトソーシングを活用、導入企業の91.9%が効果を実感
こうした課題への対応策として、経理・財務部門におけるアウトソーシング活用も進んでいます。 本調査では、経理・財務部門でアウトソーシングを活用している企業は32.2%となり、約3社に1社が導入していることがわかりました。 また、活用企業の91.9%が「効果を感じる」と回答しています。実感している効果としては、特に「コスト削減」「品質向上」「リードタイム短縮」などが挙げられ、業務効率化と品質向上の両立につながっていることがうかがえます。
アウトソーシングは、単なる人員補完にとどまらず、業務品質の向上や標準化、生産性向上を実現する有効な選択肢となっています。
この他にも本調査では
- 経理・財務部門が担う業務範囲
- 経理・財務担当者が負担を感じる業務や繁忙期の実態
- 転職意向や人材定着に関する課題
- アウトソーシングを活用している業務と導入効果
などの調査結果についても公開しています。
今後も当社は、企業のバックオフィス領域における業務課題の把握に加え、業務の可視化・標準化や、専門人材がより付加価値の高い業務に注力できる体制づくりに資する提案を通じて、企業のビジネストランスフォーメーションを支援してまいります。
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